いすみ通信

2022-11-26
キッチンの壁の裏

写真の記録を見ると10月27日の撮影ですから,いすみ通信を一か月も休んでしまったことになります. 遊んでいたわけではありませんが,ごめんなさいです.
海老名の家ではデザインからキッチンまわりはIkea(イケア)を選択しましたが,ほとんどの部位がMDFという素材で作られています. MDFは木のコッパを圧縮して板にしたもので,湿気が多い場所には向か無い素材です. そのための対策が必要ですが処置が足りないと傷口から水分が進入して膨らみます. Ikea製品の塗装仕上げは美しいですが,赤ワインや醤油などのしみがつきました. MDFはリサイクル性が良く環境に優しいとされている素材で他社でも使っていますが,表面処理によっては数年で朽ちるのではサイフに優しくはありません.
その点国産ブランドは安心ですが,冷たい無機質なものばかりです. ここで良く考えると,キッチンのイメージはほとんどがヒキダシや収納の扉デザインで決まります. だから扉を作って天板を載せれば好みのものができますが,玄関の扉1枚で1か月かけてしまった手前,これ以上道草は出来ません. そこで今回は,新卒の頃世話になった古巣のニトリ製品を選択しました. 私が在籍した頃のニトリ製品は品質より価格重視でしたが,直近では一流品です. それでいて価格がソコソコですから『お値段以上』というCMにつながります. 本当にお値段以上だったかどうかは後日報告いたしましょう.
ようやくキッチンが決まりました. 吊り戸棚は収容力がある90cm丈の特大です. キッチンは電気や上下水道が集合し,それに重量大の吊り戸棚が加わるので,これが決まってやっと壁裏のホネ作りです. いつも通り図面無しのぶっつけ本番でやろうと言うのですから,頭を整理して取り組みました.

伯父から引継いだ工具にはジグソーもあったので,2枚まとめて切ってみました. 想定外にうまくいきました.

しかし3枚重ねるとご覧のとおり曲がってしまいました. 修正するのに半日かかり,1枚ずつやれば良かったと後悔しました. やはりシロウトです.

同じ仕事の繰り返しはつらい,結局目分量と言うことになりました. 意外にうまくきます. 角に開けた穴が,ステンレス素材のストップホールを思い出させます.

先に下を固定してから上を留める, ・・・先の作業で学んだ方法です.

ここまでできれば,配管類を取り付けて壁を貼り付ければ完成です. キッチンの壁は耐火性能上石膏ボード使用となりますが,タイル張りにしたいそうなので,片面は12mmのコンパネとなります. タイルなら防火上の問題はありませんし,石膏ボードの表面にそのままタイル張りつけはできません. いそがないから時間がある時にとお願いした電気屋さんは忙しいのでしょうか,ひと月ほど作業がとまっています. そろそろエアコンも欲しい季節なので,思い出してもらうために電話しました.

4月1日にはじめたリフォーム作業,線路端の柿と柑橘が実を付ける季節となりました.
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