いすみ通信

2023-02-22
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いよいよ床はり

フローリング(床板)の下には縦横に組み合わした角材を配置します. これを根太(ねだ)というそうです(→実は誤り,3/13のレポートを参照してください). 当地と神奈川の職人さんでは作法その他違いがありますが,私は束柱(つかばしら)と言う縦の柱の上に下層となる9cm角の太い角材を80cm間隔で並べ,その上に直角に交わるよう4cmx5cm角材を30cm間隔で並べ,さらに上にフローリングを敷くことにしました. コンパネ(ベニヤ)だと45cm間隔で良いそうです. 仮に図面を作っても,家や使い方に合わせて臨機応変を忘れずにすれば後悔が無いそうです.
上層に並べる角材は定番だと4.5cm角ですが,5cmの断熱材に合わせて4cmx5cmとした特注品です. 右から4cmx5cm角,9cm角,左の古材はこの家の物置に残されていたもので,束柱に使います. 十分乾いているから束柱にはもってこいで,昨年春に高圧洗浄器で洗浄し,シロアリ等不備が無いことは確認済みです. 古い建物ですが作業場だったのでコンクリートですから,それだけでも助かります.

260cmの間に9cm角の太い角材2本の予定でしたが,壁際に重量物を置くので3本にしました. その辺りは臨機応変と職人さんの言葉です. 紙に書くと無くすので,断熱材で検討します. ボードをはれば見えなくなりますが,その時この図はいらないものです.

これは何でしょう?

上下逆にしても使います.

高級な水準器の高さは微調整しか出来ません. ですからここに載せてフローリング面と決めておけば簡単です.

逆さにすると根太の下面です. かんたんでしょ,編み出すのに半日かけてしまいました.

それまではイチイチラインを引くつもりでした. 難点は光の太さが3mmもあること. でも3mmは床のウネリの許容範囲で,より正確に仕立てたければ光の上端と下端をうまく使えとのことです. 頭を使おうとしないと,職人さんのご機嫌が傾きます.

赤い線の高さを読み取ります. 角材でサンドイッチすれば,簡単正確に作業できます. 良い考えだと褒められました. 長年やっていても思いつかなかったようです.

読み取った数字で古材をカットすれば,ドンピシャです. シロウトに文明の利器は必需品です. 道具作りで半日費やしてしまいましたが,測量することなく1部屋10畳半分の束柱が2時間でできてしまいました. 万一迷子になったら困りますので,位置を示しておきます.
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