いすみ通信

2022-10-25
6か月点検の待ち時間で豆腐電車を見に行った

わがカングーは13年目となり,割増自動車税世代の仲間入りです. 日本の車検は灯具の点灯,ブレーキの効き,それに目立った外観や足まわり性能の低下がなければ,ブレーキシューがすり減り,明日ノーブレーキになる状態でもOKと,まことにいい加減なものです. 車検というとメカニカルなことばかり考えがちですが,税金と強制保険はOKかなと,日本の車検はそちらの検査と認識してます.
さて本題です. メカニカル的には簡単にスルーする車検ですが,個人では所有することが出来ない高級な検査機器が並ぶレーンを通り抜け,その間メカニックが床下に潜り込んでテストハンマーを使って検査をします. これを使わない手はありませんね. だから待ち時間にメカニックと仲良しになり,悪いところをコッソリ教えてもらい,その足でディーラーに向かい,一番安い点検である6か月点検をお願いします.
ディーラーではメカニックに車検の結果をコッソリ伝え,その部分を重点的にお願いすれば,無駄がないというわけです. ちなみにアメリカの車検は,検査の後に修理工場に向かうこのスタイルです.
車検代は1000円いくら,6か月点検は基本で1万円ほどです. まともに検査すれば半日はかかるのですから,1時間車検(出来るわけネーだろう!!!/怒っている)や1万円の車検(高すぎるぞ!!!/ドロボウ)など,人さまの命を軽く扱ったり安値で呼び込む業者には,近づくべからずです.
カングーは本体価格180万円と安いですが一応外車なので,国産車のノリで処置されたら困ります. ですから本気でカングーと向きあうメカニックにお願いするために,はるばる墨田区の日産までやってくるのです. このメカニックとは,目黒居住時代に最初のカングーを買った目黒店で巡りあい,以来のつき合いです. 車を預け,待ち時間にいつか見たいと思っていた都内の2両編成が発着する亀戸駅に向かいます. スカイツリーと,遠くに黄色バンドの総武線が見えます.

やってきました,8000系の2両編成です. 黄色はリバイバルカラーで,8000系の標準色は白にツートンブルーストライプです. 終点亀戸付近では,では後述の理由により,総武線と並行しています.

昔は新型車の象徴であったこのパンタグラフも,ハーフパンタに押されて絶滅危惧種の仲間入りです

2両編成が走るのは亀戸から10分ほどの曳舟駅までで,この間を終日シャトル運転します. 短い区間ですが浅草行きの本線より歴史が古く,開通当時は亀戸から総武線に乗り入れて,都心に向かおうとしたそうですから全線複線の立派な佇まいです. 東武電車のことはちょっと知っています.

ド派手な電車がやってきました. 東急電鉄の最新車,2020系です. 東急沿線民だったのは8年前までで,今年の初東急写真です.

サスティナがメーカーの製品呼称で,世がサスティナブルと騒ぎ出す前の命名です. 2020系はサスティナシリーズでも最新タイプで,セギリ(充填剤で封をする継ぎ目)がありません. 小さい文字をよく見ると,『この電車は100%再生可能電力で走る』とあります. 新しいわが家と目差すところは同じです.

東武電車にはもうひとつ2両編成が走る都内の路線が曳舟駅からほど近い西新井駅に発着します. こちらにも,環状7号線道路に沿って東上線に向かう壮大な構想がありましたが,没になりました. ちなみに亀戸で走った2両編成は翌日ラッシュが終わるとこちらに来て仕事をこなし,最後に車庫に帰って休憩するとのことです.

東武鉄道の50000系です. 東武鉄道の複々線区間は急行線が外側で,運転速度が高いからごらんのカーブでもこの傾きです. 車両は床の下から天井まで日立製の日立Aトレインです. 東京メトロの半蔵門線を経由して,東急田園都市線の末端,中央林間まで直通します.

各停線を最新の通勤車70000系が滑り込んできました. よく似た車体ですがこちらは近畿車両製で,JR西日本の最近の車両で見かける室内パーツが目に留まります. こちらは駅に停車するモードで,線路の傾きはソコソコです. 東武鉄道の都心に近いエリアの各停(東武鉄道では普通)は,すべて7両編成の日比谷線からの直通列車が受け持ちます.

ホームドアのためでしょう,最近の電車は窓より上のデザインに工夫が見られ,非常時に扉を開くスイッチも高い位置です.

50年前の最新型6000系ベースの集大成8000系が最後の活躍をします. 東武鉄道線内では,10両編成の東京メトロ半蔵門線の直通列車はすべて急行線を走ります. 半蔵門線と相互乗り入れをはじめた初代車両は,東急8500系の最後の1編成も活躍中ですが,この日はタイミングが合いませんでした.

東京メトロの18000系です. 日立Aトレインの最新タイプで,まもなく8000系を置き換えるでしょう.

看板の特急電車100系です. 室内デザインを系列のホテルに相談したら,大理石のテーブルを持ち込んだり収拾がたいへんだったという昔話が思い出されますが,引退した仲間も出現しました.

荒川鉄橋を渡る50000系の運転室展望です. 最近は運転室を広くするのが普通ですが,非常口が端だと川の上で恐怖でフリーズする人が出現するでしょう. ニューヨークやシカゴでは,第三軌条を理由に,中央貫通を入札時の仕様として設定しています. ところで避難通路のハシゴの箱は,使用時どかすのですよね.

日も傾いてきましたのでいろいろな場面を狙える鐘が淵駅に移動することにしました. 見る限り100系は同じカラーが二つとありませんでした.

1980年代の通勤電車,10000系の後期タイプです. 100の位が6ですから6両編成です. 終点の浅草駅はホームが短く,10両編成の急行系はすべて東京メトロ半蔵門線に向かい,今日浅草には6両編成の特急と,北千住と浅草をシャトルする各停(東武鉄道では普通)だけが向かいます.

どういった経緯か知りませんが,鐘が淵駅は上下線とも通過線に急カーブがあります.

東急電車同士のすれ違いです. セギリがない2020系と在来工法の5000系です.

群馬に向かうりょうもう号で,特急でも日光,鬼怒川に向かう100系よりビジネスライクな200系が活躍します. 手入れが良く奇麗ですが,間もなく500系に置き換えられます.

200系の台車は昔の特急1720系からのリサイクル品で,すべて電動車です.

10000系でも初期の車両はBuddっぽい波板付で顔も違います. 東急車輛以外でも同一設計で作るので,他社向けステンレス車とは少し違う造りです. 日比谷線直通列車が地下鉄に乗り入れる北千住より浅草側の各停は,すべて10000系のようでした.

8000系は東急車輛設計ですが,後年10両編成にする時組み込まれた2両は日本車輌設計で,車体の裾が高く,簡単に見分けられます.

最新の特急車500系です. 東武鉄道100年ぶりのカワサキ製で,思い切ったお顔も見慣れれば悪くないです. 欧米では雰囲気で,『とても良い』と『悪くない』を使い分けますが,私にはどちらが上位かいまだによくわかりません. 100と200を足すと300ですが,500系で100系と200系を置き換えます. 東武鉄道が乗り入れる会津鉄道はディーゼルカーだけで運行し,電力事情で合計4両まで(4両編成なら1編成)しか運行できません. 500系は3両編成を組み合わせて長編成を仕立てますので,会津鉄道末端まで特急列車の守備範囲を広げました.

陰も長くなってきたので退散しましょう. 昔の浅草ほどではありませんが,足もとにご注意ください.

曳舟駅に戻ったら,まだ黄色い8000系ががんばっていました. このあと東京メトロ18000系に揺られて瞬間的に爆睡してカングーが待つ住吉駅を通りすぎ,気がついたら青山一丁目でした. 60年前の営団3000系は静かで絹のような乗り心地でしたが,東京メトロになってもその伝統が残っています.

さあ,カングーを引き取っていすみに返りましょう.

おつき合いありがとうございました



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