エアコン稼動開始!

エアコンは9月に装着済みでしたが作業中は寒さを感じなかったし,それ以前に全周にわたり壁が出来たのが最近で,エアコンに火を入れた(電車みたいな言い方..)は2/10でした. 稼動理由は天井に塗装する塗料の作業温度の指定があったからです. 大きなエアコンですが,壁掛けエアコンを3部屋に3〜4台設けるとなると代価は大差ないし,消費電力だってフル稼働を続ける壁掛けエアコン1〜2台分です. 自動車の2000ccターボ車より余裕の3000ccの方が一般に燃費は良いですが,そのようなイメージです. 天井が高いですから配風をどのようしようか思案中です.

大型エアコンのフィルターはホコリが絡みつくと清掃が大変で,1枚につき10分,真面目にやればその何倍もかかります. そこでフィルタの前段にもうひとつフィルターを設けます. 海老名の家で思いつき,改良したものを母の家に取り付けた実績ある方法で,これをさらに改良しました. フレーム素材は乾燥空気でも反ったり割れたりしないよう片面に溝が掘り込まれているフローリング(床材)で,床に使うために用意したものです. 多少多めに買ったつもりですが,床はりの時足りなくならなければよいのですが.

フィルターはパナソニック製です. PM2.5や黄砂,それに石炭の煤煙による大気汚染が深刻な中国では,空気清浄機選びは慎重です. その中国でベストセラーの空気清浄機がパナ製品で,これに使うフィルターとエアコンを組み合わせたわけです. 安くはありませんがパナの空気清浄機を4台買うより安いし,空気清浄機の何倍も空気が通り抜けるので効果は絶大です. 花粉症の来訪者には鼻が軽くなる(花粉症じゃないと判らないらしいです)と,良好な空気環境が喜ばれます.

フィルターを並べて材料を添わせ,素材にエンピツで印をつけて切り出します. モノサシで測れば2度も読み取りすることになり,絶対この方が正確です. フィルターの耐久は10年,ということは固定したまま使えばほぼ永遠という感じですからシリーリング剤を裏から流し込みます. フィルターの裏側は負圧になりますから空気のモレを防ぐ意味もあり,フィルターをクギ等で固定しなくても,全体でガッチリした造りとなります.

エアコン本体にネジ穴を開けたりすれば,故障してもメーカーが面倒をみてくれなくなり,せっかく加入した10年長期保証も無駄になります. だから木でタスキをつくり,エアコン本体に取り付けました. これならフィルターの汚れが目で見てわかるし,掃除機で軽く吸い取るだけで清掃完了ですから簡単です. 最強の送風状態で消費電力を計測し,フィルターの有無での変化を調べましたが誤差の範囲でした. 裏側に隠れているオリジナルのフィルターの倍程の面積であることも,負荷を下げる効果があります. ダクトをつけない状態だと送風負荷が少ないからでしょうか,壁掛けエアコンより静かです.

去年庭にフキノトウが芽吹いた頃に,この家を買いました. 仕事しながらのおうち作りも,1年経ちました.