テスラの電気代出費

テスラがやって来て半年経過しました. 当初はブッ飛んだ未来カーで取りつく島もありませんでしたが,経済性はダントツです. 乗り慣れるまでカングーやリーフと併用してましたが,リーフが本来用途に就き,今では100%テスラです.
折しも模型の製造コストや為替など環境が激変する一方お客様のお財布事情は不変ですから,代価は同じでも運搬するボリュームが下がり,狭いテスラでも何とか運ぶことが出来ております.
自動車の経済性は数字無くして語れませんが,それは私の超苦手分野です. しかしテスラ君がしっかり計算してスマホに届けてくれますので,ここで語るには十分です.

← テスラ君は5/21にやって来ました. 車をいただいてまずテスラのスーパーチャージャーでチャージしました. 赤いバーがそれです.
一番左の赤いバーの一番上に少しだけグレーが見えますが,帰宅途中Ikeaでひと休みした時に無料充電した分です. グレーが無料充電です.
数日して近所の電気屋さんに工事をお願いし,200vで48Aの充電コンセントが備わり,自宅充電できるようになりました. 自宅充電はブルーです. 契約している電力会社はLooop電気です. 15円/kwhの基本値にプラスする料金が0〜15円/kwhのときに充電しますから,1kwhあたり最大でも30円と,使用料増大とともに高額単価となる東京電力よりかなり割安です.

← 6月はほぼすべて自宅充電ですから,コストダウンとなりました. 少し見えるグレーは,無料充電です. 自宅充電が48AでIkeaの充電は16Aですから,Ikeaで1時間充電しても約25km分ほとです. 6月は1418km走ってますので,自宅充電だと電力費用はおよそ5円/kmとなります.

← 7月はテスラが嫌いになりました. 酷暑の中ソフト的なトラブルでエアコンが暖房の最高温度となったり,アップデートでいろいろな不具合に見舞われたからです. また8年ものの日産リーフがテスラと比較して劣るのは馬力だけ,それにはるかに乗りやすいので,テスラを売り飛ばしたくなりました. しかし売却すると補助金をお返しする約束ですから,ジッとこらえました.

← 活動エリアを見渡すと結構無料給電スポットがあり,消費電力が増えたのに出費は減りました.

← 9月になると無料給電スポットと行動エリアのすり合わせが上手になり,同程度の走行で出費が更に減りました. 9月の走行距離は1642kmですから1kmあたりの走行コストは1.8円ということになります. ガソリン代を150円/Lとするとリッター83kmほどになります.

← 10月になると給電スポットと目的地を絡めたスケジュールのたて方が更に上達し,出費はありませんでした.
都心では駐車場が有料でも,低公害車(新エネルギー車)なら無料の優遇(一部時間制限付)があることを知り,都心の高い駐車場を無料で使用する術を覚えました. 充電しながら都心で散策したり食事したりと,EVライフを楽しむ余裕が出てきました. EVは奥が深く,研究すればするほど楽しくなります. EVについての記事を読むと,EVを所有していない人がしたためた記事はすぐに判ります.

← 毎年秋は納品が多いので,お納めした商品のメンテナンスをしながら遠出しますから,毎年この時期は移動距離がかさみ,11月は月半ばですでに1575km走っています.
今月は久々にテスラのスーパーチャージャーでたくさん充電しました. 配達途中紅葉真っ盛りの友人宅に行ったら観光客でごった返し,テスラの充電スポットしか使えなかったからです. と言うことは,行楽シーズンに動く普通の人々は,私のように無料給電の恩恵に浸ることが困難かも知れません.
ところでテスラは早期に充電スポットの拡充を図ったため,サービスエリアや買い物･観光スポットでも良い場所に構えています. またテスラの充電は従量制で,15分で250km分充電できますから,ひと休みするには人間にもクルマにもちょうど良いです.
ところで充電は,満タンに近づくほど同じ電力を押し込むのに時間がかかります. 日本の最大手が中心になって開発したチャデモ(Cha de Mo)システムは,従量制ではなく時間当たりの価格設定です. ですからおおかたの場合テスラチャージャーの方が割安のようです.

← 過去1年の成績です. 5月に納車を受けていますので実質半年ですが,本日現在の走行距離は9242kmで,電力費用は32802円です. カングーだとリッター15kmほどですから600リッター使う勘定で,リッター150円とすると90000円です. だから1/3ほどと言うことになります. しかしうちのテスラは450馬力ですから比較の対象はスーパーカーで,馬力に関してそれらと比べれば抜群の費用対効果です.