大騒ぎしながらEVを導入し,その後どうなったか気になるのはみなさま共通の関心事です. そこで3か月つき合った現在の思いを語ることにしました.
EVに限らず最近の自動車はコンピユーターが支配し,考えようによっては走るスマホかパソコンです. ということは,スマホやパソコン同様,ソフトウエアがしっかりしてないと想定外のことが起こります. そう言ったことは想定内ですが,ソフトウエアがアップデートされると昨日までとは違うクルマになったということも何度かありました. それも想定内ですが,シフト順の変更もあり,これには驚きました.
最初のシフト順は前(コンピユーターディスプレイ上では上)からP(パーキング) - R(バック) - D(ドライブ)でしたが,ある朝からはR-P-Dになりました. これまでの常識にシフト順の変更はあり得ませんが,この変更によりスムーズに扱えるようになり,これが『テスラの常識』だとすれば,賛同出来ます. EVはすでに各社から発売されてますので,テスラならではのことと補助金について少し述べてみます.
- 操作のほとんどが物理的なスイッチではなく,大部分がコンピユーターディスプレイ上で行ないます. そして物理的なスイッチはすべてステアリング上にあります.
- ウインカースイッチはステアリング上に設けてありますが,視線を移すことなく操作出来るのは直進時だけで,クランク状に右左折する道でウインカーをだすのは困難です. これは困りますが,それがテスラといわれれば,それまでです.
- クルマを離れる時シフトをPにして駐車ブレーキをかけるのが常識ですが,テスラの場合車を停めてそのまま退去すればライトを消してドアロックもします.
- なにもかも自動がテスラスタイルですが,行きすぎた自動化もあり,そのひとつがエアコンです. 調子が良ければそれもヨシですが,たとえば23℃と指令すると吹き出すエアは20℃から30℃,平均すれば23℃といったノリです. これには困っていますが,ソフト改善を待っているところです.
- EV導入を考えている方々からは経済性についての質問が多いですが当然でしょう. 今日はまず補助金について触れてみます. 私の自動車歴で200万円を超えるのはプジョーのワゴンだけですが,それとて250万円でした. それにくらべてテスラは650万円と高額でしたが,納車までに30万円値下げされたのでその価格で購入することとなりました.
補助金は国といすみ市からあわせて100万円ほどです. 補助金は自治体によって異り,小池都知事がはり切る東京都はこれよりかなり多い130〜140万円,なかでも葛飾区だと合計で170万円にもなります. この価格だとトヨタのカムリを買うのと大差ないと思います. 補助金は普及とともに減るでしょうが,買うなら今です.
- ところでテスラは高級車だと思っていましたが,普通のクルマでした. 代価のほとんどは電池のお代ということになります. だから高級感は,マイナス200万円の内燃車と考えれば良いと思います.
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